弁理士(企業知財→特許事務所)のブログ

大阪の特許法律事務所に勤務する弁理士(36歳)のブログです。以前は家電メーカにて企業内弁理士として勤務していました。企業時代のことや現在のこと(主に知財関係の内容)を綴っています。

発明発掘

特許事務所で勤務していると発明の深堀りを行なう機会は多いのですが、いわゆる発明発掘を行なうことはほとんどありません。ここ数年発明発掘から離れているため、自分の考えの整理のために発明発掘について少しまとめてみたいと思います。

一言で「発明発掘」といってもその定義は知財担当者によって結構バラバラなのではないかという印象を持っています。以下の3つのパターンのいずれか又は複数を「発明発掘」と考えている方が多いのではないでしょうか。

1.発明者からの提案を受けて、その発明の本質を深堀りする(当然ですが、これは特許事務所の立場でも行ないます。)。

2.発明者とブレインストーミングを行ない発明提案を促す。

3.担当事業場の開発内容をヒアリングし、開発内容からの発明提案を促す。

発明を金銀財宝に例えるならば、「1」は他人(発明者)が持ち込んだダイヤの原石(提案書)の価値を宝石商(知財担当者)が見極める業務であり、「2」は錬金術(まだ存在しない発明を創出する。)であり、「3」は採掘場(開発現場)に埋まっている財宝(発明)を採掘する業務といったところでしょうか(これらの例えはいらんかな・・)。

「1」を行なうのは当然として、「2」「3」のいずれが重要かについては知財担当者によって意見が分かれるところかなぁと思います。恐らく、どちらが重要かというよりも、どのようなバランスでリソースを割くべきかを検討することが重要なのだと思います。ただ、「2」「3」のどちらを優先すべきかというと、断然「3」!というのが個人的な意見です。「3」をやり尽くした後に「2」に手を付けるという感じが良いと思っています(し、企業時代はそのような考えに従い活動していました。)。

その理由や「3」のコツについてはまた後日まとめたいと思います。今日はもう寝ます。おやすみなさい。