読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

弁理士(企業知財→特許事務所)のブログ

特許事務所に勤務する弁理士(35歳)のブログです。以前は家電メーカにて企業内弁理士として勤務していました。企業時代のことや現在のこと(主に知財関係の内容)を綴っています。

権利評価の役割分担

企業における知財活動で、発明発掘と同じくらい大切だと思われるのが自社他社の権利評価です。就職したての頃、膨大な数の権利をどのような手順で評価していけば良いかまったく分からず、非常に困った経験があるので今日はその辺について書いてみたいと思います。

自社の権利評価(他社が使っているか否か)を行なうためには、少なくとも以下の情報を確定する必要があります。

1.特許発明の技術的範囲
2.他社の製品仕様

明細書を見れば上記1については何とかなりそうですし、2についてもインターネットの情報や他社製品を入手することで何とかなりそうです。そういう意味では知財担当者だけでもなんとかなるかもしれません。

ただ、膨大な数の権利を評価する必要がある状況で、知財担当者だけで上記1,2をこなそうとすると破綻する可能性が高いです(何となく経験的に。。)。

上記1については、実施の形態に何が書いてあるかをまず発明者からヒアリングした上で、知財担当者がクレーム解釈をしましょう。発明者はクレームのことはよく分かっていない可能性がありますが、実施の形態の理解スピードは半端ないです(少なくとも私よりは。。)。

上記2については、何か怪しい他社製品がないか発明者にヒアリングしてから製品調査をしましょう。当然ですが、発明者は他社製品にも詳しいです。知財担当者も結構他社製品に詳しいかもしれませんが、それは単なる自惚れかもしれません。

発明者(技術部門)と連携することで、1000件オーダーの権利評価もなんとかこなすことができます。兎に角抱え込まずに、技術部門と相談することが重要です。

他社の権利評価についても書こうと思ってたのですが、最寄りの駅に着いてしまいそうなので今日はこの辺で切り上げます。因みに、ここ何日かは帰りの電車でブログ書いてます。結構良い気分転換になります。


記事に対する感想等ございましたら、以下に頂けると幸いです。
fuji19810430@gmail.com