弁理士(企業知財→特許事務所)のブログ

特許法律事務所に勤務する弁理士(36歳)のブログです。以前は家電メーカにて企業内弁理士として勤務していました。企業時代のことや現在のこと(主に知財関係の内容)を綴っています。

前回の記事に対する補足(クレーム作成について)

前回の記事で企業時代には、発明者からのヒアリングが済んだ後(発明を理解した後)20〜30分でクレームを作成していたと書きました。これに対して他の方からコメントを頂きましたので少し補足をしたいと思います。

「発明を理解した後」というところがポイントで、これは発明を特定するための必須の構成要件の絞り込みは完了していることを意味します。したがって、既に特定済みの構成要件を文章化するのに、20〜30分という意味です。

発明を特定するための必須の構成要件を絞り込むのにどれくらいの時間をかけるかは、発明に応じて全然異なります。簡単なものなら10分くらいで理解できますが、よくわからないものなら発明者とディスカッションしながら2時間検討してもうまくまとまらないなんてこともあります。

前回の記事で書きたかったことは、(私が在籍する)特許事務所は、文章表現の検討に非常に力を入れているということです。「これで大体言いたいことが全部入ったクレームになったかな」という状態のクレームを作成した後、さらに「読みやすい」「スッキリとした」クレームにするために数時間使います。

「読みやすい」「スッキリとした」というのがクレームの広さにどれだけ影響を与えるかは不明ですが、「読みにくい」「冗長な」クレームよりは絶対に良いと思います(当たり前ですよね。。)。私もなるべく高速で「読みやすい」「スッキリとした」クレームを作成できるようになりたいものです、というのが前回書きたかったことでした。

自分が伝えたいことを帰りの電車でチャチャっと文章化するのはむずいですね(笑)


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