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弁理士(企業知財→特許事務所)のブログ

特許事務所に勤務する弁理士(35歳)のブログです。以前は家電メーカにて企業内弁理士として勤務していました。企業時代のことや現在のこと(主に知財関係の内容)を綴っています。

緊急出願の乗り越え方(企業内製編)

知財実務

企業時代は稀に(頻繁に?)緊急出願の対応をすることがありました。ここでいう緊急出願とは、発明者からヒアリングをしてから3日以内に出願をしないといけないケースをいいます。


発明者「・・・という内容の発明なんですけど明後日製品発表なんですよねー。どうしましょう?」

知財担当「何でもうちょっと早く教えてくれなかったんですかー。前回お話を伺った時は特に何もないって仰ってたじゃないですかー。」

発明者「発表直前に色々と問題が発生して、その問題に対応するための発明なんですよ。てへ。」

知財担当「そうなんですか。じゃあしょうがないですね。とか言いつつ、本当はあと二,三日は早く相談できたんじゃないんですか?」

発明者「ばれました?(笑)」


こんなやりとりの後の対応方法です。この時点から特許事務所に依頼しても何とかなると思いますが、ここまで緊急の場合は内製の方が何かと確実です。以下、緊急出願を乗り越えるための一例です。


1.発明者のその日一日中のスケジュールを抑えます。

2.発明者に知財居室に来てもらいます。

3.発明者と図面の内容を詰め、手書き図面を作成します。

4.発明者に隣に座ってもらい、(パワポ等で)図面の清書をしてもらいます。

5.知財担当は、発明者の隣でバリバリ明細書を書きます。

6.検討が漏れていた点に気付く度に隣の発明者と相談します。


と、このような感じで(案件のボリュームにもよりますが)8時間程頑張れば、大概の案件で60点くらいの明細書を作成できます。
まぁ60点なんで表現とかは荒いですが、技術的なポイントについては十分に記載することができます。


重要な案件であれば、その後国優をかけて、表現をブラッシュアップしても良いでしょう。


まぁ、どんな緊急出願であっても、発明者と知財担当者(+事務所弁理士)とで協力すれば何とかなるもんです。


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