弁理士(企業知財→特許事務所)のブログ

特許法律事務所に勤務する弁理士(36歳)のブログです。以前は家電メーカにて企業内弁理士として勤務していました。企業時代のことや現在のこと(主に知財関係の内容)を綴っています。

知財の仕事をやっていて一番嬉しかった瞬間(権利取得編)

ある企業との交渉中に相手の製品を権利範囲に含む特許をなるべく増やそうと、スーパー早期審査を活用することがありました。

結構厳しい引例が引かれていたので、ある程度クレームを限定せざるを得ないとも考えられたのですが、限定すると相手製品の侵害を(簡単には)立証出来なくなってしまいます。

そこで、面接審査を行なうことにしました。面接審査には、発明者と私(社内代理人として)とで参加しました。

審査官は面接開始早々に「今のクレームでは厳しいですねー。」とコメントされました。

しかしながら、こちらはクレームを実質的に狭めるつもりはありません。しかも、審査官から良い答えを貰うまで帰るつもりもありません(笑)

予め考えていた進歩性のロジックやその場で審査官の顔色を伺いつつ考えついた進歩性のロジックを説明しました。

何やかんやで、1時間半程粘りました。色々と粘って説明したロジックのうちの一つが審査官の心に響いたようでした。「そういうことであれば特許にできるかも。。」とのことでした。

あの時は、内心「オッシャ、キターー」という気持ちでした。

ちょうど前の会社に入社して4年目とか5年目のことでした。自分で出願時の明細書を作成して、自分で権利化を行なって、そして競合他社の製品に対するクレームチャートまで作成できた最初の案件でした。

あの件の特許査定を得たときは、今までで一番興奮したように思います。

やっぱり他社製品を権利範囲に含む特許を取得することが事業貢献に繋がっていくと思いますし、そういう意味でもそういった特許を取得することが権利取得担当者としてのやりがいなのかなぁと思います。

現在は特許事務所勤務なので、クライアントがそういう特許を取得できるように様々な提案を行ない、クライアントの事業に貢献することが私のやりがいになってくるんだろうなぁと思っています。

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