読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

弁理士(企業知財→特許事務所)のブログ

特許事務所に勤務する弁理士(35歳)のブログです。以前は家電メーカにて企業内弁理士として勤務していました。企業時代のことや現在のこと(主に知財関係の内容)を綴っています。

弁理士業という成熟産業はこのまま無難に続くのか?

9年間ほど電機メーカーに勤めていたのですが、私が入社した当時(2006年)、AV機器分野(テレビ、DVD、デジカメ等)では、日本メーカーがまだまだ威光を放っていたと思います。

正直、その後韓国メーカー(サムスン、LG等)の台頭により日本メーカーのシェアが激減し、挙げ句の果てにはスマホの登場によってAV機器産業自体が衰退するという状況はまったく予想することができませんでした。

どんな産業(企業)でも一生安泰ということはないんだなぁということを実感しました。

じゃあ弁理士業はどうなのかということなのですが、個人的には、この業界にも何れ大きな変化の波が訪れるのではないかなぁと思っています(ってかもう訪れているのか?)。

高度成長期、とにかく特許出願しまくって、幾ばくかの使える特許を取得するというのが多くの日本企業の特許出願戦略であったと思います。たとえば、10,000件出願して30件の使える特許を取得するという戦略です。

(この戦略の中で活動するイチ知財担当者は、結構な確率で特許出願なんて意味ないと考えていたりします。まぁ、自分が担当する100件の出願は1件も使える特許にならなかったりするので、そういった考えに至るのも無理はありません。)

ただ、多くの日本企業が成長期から成熟期に移行するのに伴い、その戦略も変わってくる(きている)ものと思われます。少ない特許出願でなるべく多くの使える特許を取得しようとする企業が増えてきているのではないでしょうか。

たとえば、従来10,000件出願して30件の使える特許を取得していたところ、1,000件の出願で30件の使える特許を取得しようとする企業が増えてくるものと思われます。

そうすると、今までは10,000件を出願する工程にリソースが割かれていたところ、これからは、1⃣10,000件から1,000件を選び出す工程、及び、2⃣1,000件を出願する工程にリソースが割かれることになります。

事務所弁理士が従来の業務だけを行なうのであれば、上記2⃣の工程だけを担当することになるため、単純に10,000件あった仕事が1,000件に減ってしまうことになります。そうすると、多くの事務所が潰れてしまうでしょう。

一方、企業の知財担当者は、今までと違い追加で上記1⃣の工程を行なう必要が生じるため、かなり忙しくなるはずです。場合によってはパンクしてしまうでしょう。

個人的には、事務所弁理士もいずれは、上記1⃣の工程のような業務を行なう必要が生じてくるのではないかなぁと思っています。

私は大事務所に勤務していますので、機が熟したら、事務所の経営層にそういった提案ができればなぁと思っています(まぁ、今まで通り無難に続くのが一番平和で良いのかなぁとも思うのですが。。)。

何となくダラダラと書いてしまいました。ま、この激動の時代を楽しみたいと思います。

⬇士業ブログ村ブログランキングに参加しています。クリックして頂けると幸いです。

にほんブログ村 士業ブログ 弁理士へ
にほんブログ村


弁理士ランキングへ

記事に対する感想等ございましたら、以下に頂けると幸いです。

fuji19810430@gmail.com