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弁理士(企業知財→特許事務所)のブログ

特許事務所に勤務する弁理士(35歳)のブログです。以前は家電メーカにて企業内弁理士として勤務していました。企業時代のことや現在のこと(主に知財関係の内容)を綴っています。

「研究所の発明」と「事業場の発明」どっちがイケてる?

「研究所の発明」について話を聞くとワクワクします。しかも、まだ世に存在しない商品やサービスに関する発明だったりするので、広い範囲の権利を取得できる可能性が高そうです。

一方、「事業場の発明」について話を聞くと、ワクワクというよりは、「はいはい、なるほどね〜」という気持ちになります。既に事業化されている商品の改良に関する発明なので、そこまで広い範囲の権利は期待できないことが多いです。

こういうと「研究所の発明」の方が「事業場の発明」よりも優れていそうな気がします。

ただ、私は「一概にそうは言えないんじゃない?」と思っています(私自身が長く事業場を担当していたためそう思うだけかもしれませんが。)。

たとえば、「梅田や渋谷のワンルームマンション」と「田舎の一軒家」とであれば、どちらの方が価値が高いでしょうか?(関西在住なのに「渋谷」とか例に出してみていますが、実はレック渋谷校にて弁理士の入門講座を受講していました。どうでも良い話ですが。。)

「事業場の発明」というのは、既に事業化されている商品に関する発明であり、明日からでも使われる可能性が高いです。既に開発されている梅田とか渋谷の土地に例えられそうです。

「研究所の発明」というのは、未だに誰も事業化していない、もしかしたら自分達も事業化しないかもしれない商品やサービスに関する発明であることも多く、そういった発明は当面誰も使わない可能性が高いです。未開発の田舎の土地に例えられそうです。

将来、たとえば、その「田舎の土地」にリニアモーターカーの駅ができたりすれば、その土地の価値は急騰し、莫大な利益を上げられるかもしれません。ただ、そればっかりは何とも博打的な話だったりします。

一方、「梅田や渋谷のワンルーム」であれば、明日からでも賃貸収入を期待することができます。そこまで大きな額にはなりませんが。。

ということで、「どちらの方が価値が高い」というよりは、「どちらも同じくらいの価値がある」ということを書きたかった次第です。

(入社して間もない頃、事業場の権利取得業務にやり甲斐を見出せていなかった時期がありました。もし同じような悩みを持っている人がいたら読んで欲しいなぁと思い、書いてみました。)

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