弁理士(企業知財→特許事務所)のブログ

大阪の特許法律事務所に勤務する弁理士(36歳)のブログです。以前は家電メーカにて企業内弁理士として勤務していました。企業時代のことや現在のこと(主に知財関係の内容)を綴っています。

係属中案件の棚卸しを積極的にやるべきだという話(ちょっと面倒なんですけどね。。)

企業知財時代にデジタルビデオカメラの権利取得を担当していたことがありました。

ちなみに、据置型ビデオ業界はDVD全盛で、量販店にもVHSはほとんど売られていないという時代でした。

一方、ビデオカメラ業界では、ちょうどDVDやSDカードへ記録できるモデルが出だした頃で、まだまだテープムービーが主流でした。

ただ、テープムービーが市場から消えるのは時間の問題という感じでした。

そんな時代に、私は、テープムービーの中間処理を大量に抱えておりました。本当に、来る案件来る案件全部テープムービーという状態でした。「これ、権利化しても絶対意味ないやん。。」

ということで、事業部門に掛け合って、係属中のテープムービー案件を放棄することを試みました。

私「思い切って係属中のテープムービー案件を放棄しませんか?そして、余ったリソースを半導体メモリ系ムービーの権利取得に割り当てましょう!」

事業部門の偉い人「ほんま知財は都合のええことばっか言うなぁ!お前らが出願せぇ言ったから出願したんやろが!急に手のひら返して、何が捨てましょかや!」

私「。。。せめて半分だけでも。。ダメですか?大事なやつだけ残すってことで。。」

結果的に色々と交渉した上で結構な数の係属中案件を放棄することになりました。ただ、事業部門の方が仰ることはもっともで、本当に心苦しく思いました。

まぁとは言うものの、テープムービー案件を大量に放棄することで、今まで疎かになっていた本来やるべきこと(発明発掘や、重要案件の権利化等)に多くの時間を割けるようになりました。

中間処理やらで忙しくしていると、なかなか係属中案件の棚卸しに時間を割けないのですが、何とか頑張って棚卸しを行なうと、無駄な仕事が減って、やりがいある仕事ばかりを行なえるようになるかもしれません。

感覚的な話になってしまいますが、面倒な活動ほど、知財活動のアウトプットの向上に役立つものと思われます。

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