弁理士(企業知財→特許事務所)のブログ

大阪の特許法律事務所に勤務する弁理士(37歳)のブログです。以前は家電メーカにて企業内弁理士として勤務していました。企業時代のことや現在のこと(主に知財関係の内容)を綴っています。

弁理士の社会的地位

昨日は弁理士会近畿支部の集まりがありました。その後の飲み会で「弁理士の社会的地位が低すぎる」という話題があがりました。

正直、個人的にはそのようには思わないのですが(社会から適正な評価を受けているのではと思っています。)、その話題が出てからどうしたら弁理士の社会的地位が上がるかなぁとダラダラと考えています。

こういった話題になった場合に「弁理士知名度が低いことが問題だ」という話がよくでてきます。それも一つの問題だとは思いますが、知名度が低いことだけが本当に問題なのでしょうか?知名度が高いけど社会的地位が高くない職業もあるでしょうし、知名度が低いけど社会的地位が高い職業もあると思います。

たとえば、弁理士が平均年収700万円(大手メーカーより低年収)の職業として社会的に広く知られるようになった場合に、弁理士の社会的地位が高くなったといえるのかというと、必ずしもそうではないのではないかなぁと思ったりします。

そういう意味では、弁理士の社会的地位を向上したいのであれば、弁理士知名度向上よりも業界の総売上を上げることの方が大切なのかなと思います(まぁ皆そう思っているんでしょうけどね)。

で、業界の総売上を上げるために何をするかというところですが、業界として特許出願やら商標登録出願を増やすことを目指すというのは少し違うように思います(お客様に無駄な投資を促す行為になりかねませんので)。じゃあ何があるかというところなんですが、なかなか難しいと思うのですが、(1)特許に関する相談は弁理士に、という点と、(2)弁理士への相談にはある程度の費用を要する という点を社会に周知するってのが良いのではないかなと思ったりしてます(他に良い案が出てこなかった。。)。

こういった点(特に(2))を周知するために広告を出すということには意味があるかなぁと思います。弁護士への相談と違って弁理士への相談は「タダ」と思っていそうな人も結構いそうなので。で、お客様が「タダ」と思っていそうな結果、相談だけで終わった場合に請求自体しにくいという事態も生じがちなので。。

社会における知財意識が高まり、弁理士への相談が増えて、弁理士が相談に対する適正な対価を得られれば、弁理士の平均年収が上がり、結果的に弁理士の社会的地位が上がるのではないかなぁと。

久しぶりのブログでした。